競馬は的中率と回収率のバランスが大事!それぞれの計算方法についても詳しく解説!

競馬・回収率

競馬の「的中率」と「回収率」をご存じでしょうか?

競馬というのは、ただ万馬券を当てればよいという訳ではございません。
当たっても、戻ってくるお金が万馬券の購入金額より低い・・・という話はよくあることです。

基本的に「的中率」と「回収率」は、投資金額の他に収支金額を大きく左右させるものです。

今回は、競馬の「的中率」と「回収率」の重要性と計算方法について詳しく解説していきます。

・競馬の的中率と回収率はバランスが大事
・競馬の的中率と回収率の計算方法
・結論は的中率と回収率は両方とも大切だが、収支を考えると回収率を重きに置いた方が吉 

「的中率」と「回収率」について詳しく知りたければ、当記事をぜひ参考にしてください。

競馬の的中率と回収率はバランスが大事 

的中率が高いだけではプラスの支出にならない

的中率というのは、万馬券が的中する確率のことを言います。
この的中率が高ければもちろん当たる可能性が高くなり、当たれば当たるほど払戻金を受け取れることができます。

しかし、払戻金より万馬券の購入金額の方が高ければ、かえってマイナス収支になってしまいます。
ただ当てるだけでプラスにならない、もしくはマイナスになってしまうことが多ければ、かえって損してしまうことになってしまいます。
この事を「トリガミ」といい、万馬券は当たっているのにも関わらず、収支としては負けていることになります。

この「トリガミ」は、例えば馬連の配当金額が500円のレースだったとして、馬連5頭BOX(10点で1000円分購入)の万馬券が的中したにも関わらず、結果はマイナス500円になってしまいます。

この場合だと、回収率が下がりプラスの収支になることはありません。
いくら当たったとはいえ、ただ当てるだけでは結果的に良いというわけではありません。

払戻金が購入金額より大きくないとまったく意味がないのです。
そして的中率というものは、高くしようと思えば誰でも簡単に高くすることができます。

1レースにて、万馬券の買い目をただ増やせばいいのです。
的中率を100%にしたいのなら、単勝を全て購入し続けていけば絶対に外れるということはないでしょう。

ただ、このような買い方をしたって回収率はただただ下がる一方、プラスの収支になることはなくなります。
では、回収率だけを高くすればいいのか?という話になるとそうでもありません。

回収率に意識しすぎると的中率が下がりハズレ券になってしまうことに 

回収率というのは、購入金額と払戻金の比率のことを言います。
購入した万馬券の金額に対して、どのくらいの割合でお金が戻ってきたのかパーセンテージで示されるものです。

この回収率が100%以上なら、プラスの収支になりますが100%以下ならマイナスの収支になってしまいます。
なので、回収率が高ければ高いほど収支も高くなるので、その分大きな利益を得ることができます。

しかし、あまりにも回収率アップを意識しすぎると、的中率を大幅に下げてしまうことになりかねません。
回収率だけに目を向けて割高の配当レースを続けて行なってしまうと、競馬で当てることが難しくなり、ハズレ券がかさばり購入金額がどんどん増えてしまいます。
結果的には、回収率も大きく下げてしまうことになってしまいます。

ただ自分の中の勝負レースや数レースのみであれば、回収率を意識してギャンブル勝負をしてみてもいいと思います。
しかし、年間で収支を上げたければ、回収率だけではなく的中率もしっかりと意識しなければなりません。 

回収率を中心に考えてしまうと、高額配当の競争馬ばかりを選択しすぎてしまう羽目になってしまいます。
そして、総合的に良くないレース結果に終わってしまい、マイナス収支となってしまいます。

競馬回収率が全てとは考えずに、的中率のことも考えながらバランスよく万馬券を購入しなければなりません。
どちらか一方に偏りすぎてしまうと、最終的に損する羽目になってしまいます。

競馬の的中率と回収率の計算方法 

競馬の的中率の計算方法 

競馬の的中率の計算方法は、一般的には以下のような計算式になっています。
的中率=的中レース数÷購入レース数×100

例えば、競馬レースを12レースまで全て購入したとします。
その中で、5つのレースが的中したら、

5(的中レース数)÷12(購入レース数)×100=41.6%(的中率)
ということになります。

また、レースではなく買い目の点数としての的中率であれば、以下のような計算式になります。
買い目点数による的中率=馬券が的中した点数÷馬券を購入した点数×100

この計算式だと、万馬券の買い目が多ければ多いほど的中率はどんどん下がっていきます。
しかし、収支に着目するのであれば、回収率と関連して考えることができます。

レースの的中率を割り出しても、ただ買い目を増せば簡単に的中率をアップすることができるので、高い必要性はありません。

よく競馬予想サイトや競馬雑誌なんかで、的中率を高く演出していますが、あれはレースの的中率で 計算したものがほとんどです。

さっきも言ったように、レースの的中率は簡単に上げることができるので、このような見せかけには騙されないように十分注意いたしましょう。

競馬の回収率の計算方法 

競馬の回収率の計算方法は以下の通りになります。
回収率(%)=払戻金額÷購入金額×100

例えば、1万円の軍資金を全ての単勝に投資したとします。
そして、2.0倍の万馬券が当たったとしたら、回収率は200%となります。

その計算方法は以下の通りです
2万円(払戻金)÷1万円(購入金額)×100=200%

しかし、軍資金の半分である5,000円を単勝にかけて、もう半分が別の式別を購入して外してしまった場合、回収率は当然100%になります。
このように1レース単位で考えた場合は、回収率の高い方がプラスの収支になったこととなります。

だが、長期的スパンで考えた場合なら、回収率の数字だけではどれぐらい稼いだのかわかりません。
具体的な収支は、今までの回収率と購入金額を見て判定をします。

1レース単位であれば大きな回収率を上げられますが、年単位だとなかなかそうはいきません。
もし、競馬を長いスパン行うのであれば、総合金額でプラスにすることを意識した方がいいでしょう。

回収率が100%以上であっても、投資する金額によって収支がだいぶ変わります。
なので毎週万馬券を買って、1年単位でプラスの収支を達成することができれば、それは良い結果と受け取っていいでしょう。

結論は的中率と回収率は両方とも大切だが、収支を考えると回収率を重きに置いた方が吉 

競馬はどのように重視しているのか、人によってだいぶ変わっていきます。

ただ収支関係なく万馬券を当てて楽しみたいと思うのであれば、的中率を重きに置いた方がいいでしょう。
なかなか当たらなくても、高配当を当てたいのであれば回収率に重きを置いた方が吉。

このように競馬をどのような目的で来ているのかで、どっちが重要なのか変わってきます。
年間での総合収支を考えるのならば、回収率だけではなく的中率もしっかりとチェックしておきましょう。

まとめ

今回は、競馬の的中率と回収率について解説していきました。
的中率と回収率は、競馬予想するにあたって必ずチェックしなければいけないものです。

万馬券であまりにもどちらかに片寄りすぎると、トリガミになってしまったり、ハズレ券を増やすことになってしまいます。
なので、どちらの数字もちゃんと重視することに意識すれば、バランスの良い万馬券を選択することができます。

万馬券でプラスの収支になるように、競馬について自分なりに情報や知識などをどんどん増やしていってください。